東北関東大震災発生から今日で8日目。
もう8日も経ったのかという思いと、まだ8日しか経ってないのかという思いが錯綜するような濃縮された時間が流れました。
今日は、特殊消防車による決死の放水活動の生々しい現場映像が、震災以来初めて公開され、涙が止まりませんでした。
現場で放射能汚染と闘っている人たちは、不眠不休の中で、完全に無私の境地にいることでしょう。
なんと高貴な精神。
海外では、福島第一原子力発電所に最後まで命がけの任務で残った50人に、「Fukushima 50」という名をつけ英雄と称えています。
参照:原発作業員に海外からエール 「50人のヒーローを称えよう」
まさに映画アルマゲドンやインディペンデンス・デイの世界です。
10万人の自衛隊員をはじめ、政府関係者、消防隊員、東電関係者、医療関係者、、
みんなみんなヒーローです。
人は、愛するもののため、義のためには、命をもなげうつことができるということを身をもって証明してくれています。
さて、今回のタイトルは「当たり前のことが有り難い」
実は、被災した人たちや愛する家族や友人、恋人を亡くした人たちのことを考えると、なかなかブログを更新する気になれませんでした。
でも、こんなときだからこそ、私たちは多くのものを学び、そして心に刻み込みながら、成長していくときでもあります。
だから、今日は書こうと思います。
阪神大震災の時もそうでしたが、被災した人たちのインタビューで、もっとも心に残った言葉があります。
それは、
「有り難いことです」
この言葉を聞くたびに涙がこぼれます。
「こんなへんぴなところに物資を運んでくださって、有り難いことです」
「自衛隊の方が助けに来てくださって、有り難いことです」
「屋根と毛布があるだけでも、有り難いことです」
「家は流されたけど、生きてるだけでも、有り難いことです」
豊になった私たちは、
ややもすれば、
当たり前だったことに感謝すらしなくなっていたのかもしれません。
ちょっとした不便さや、不自由なことに不満を漏らしていたのかもしれません。
電気があって当たり前。
コンビニで何でも買えて当たり前。
携帯電話が通じて当たり前。
ご飯が食べられるのも当たり前。
おうちにお母さんがいて当たり前。
あらためて考えてみれば、
「当たり前」のことが、とっても「有り難い」ことだったということに気づかされただけでも「有り難い」こと。
生きていること自体、本来だったら「有り難き(=あることが難しい=あり得ない=めったにあるものではない)」ことと言っても過言ではないかもしれません。
今回の震災の教訓の一つとして、
当たり前のその裏側には、多くの人や組織の努力の積み重ねがあるということを心に刻むこと、これがだいじだなと。。
何か不自由なことや不便なことがあっても、すぐに怒ったり、不満を言うのではなく、ワンクッションおいて考えるということができるようになるいいチャンスかもしれませんね。
最後に、
こんな動画もあります。
これを観たときも涙が止まりませんでした。
今回ほどたくさんの涙を流したことはなかったかもしれません。
感動の涙、痛みの涙、感情移入の涙、何もできないもどかしさの涙、、
豊になった日本、先進国として世界的にも確固たる経済的な地位を築いてきた日本。
今、世界からその真の精神性が称えられていると同時に、一人ひとりに問われてもいます。
果たして私はどうだろう?!
今から10秒後にまた大きな地震が来るかもしれません。
今、生きていることが有り難い。
これを胸に、一瞬一瞬を悔いのないように、愛するもののために、夢に、生きていきたいなと心に刻んだ土曜の夜でした。
今回も最後まで読んでくださって有り難き幸せ!でした。
私は、一度の人生、命おわるまで生き抜くと決心したような感じがします。
なにをするにも、本当に必要か何を消費するかつねに考えていたいと思うようになりました。
この震災で心の中で感じたことを自分の中で行動して行きたい☆デス。
かおるさん、早速のコメント、有り難き幸せ☆
今回ほど、当たり前だと思っていたことが、実はとっても有り難いことだと感じたことはなかったです。
おっしゃる通り、本当に必要なのかも考えたいですね。
節電に取り組んでみて、特にそう感じました。
様々な角度から、今回は大きな節目になりそうです。
さなさん、良質の情報提供ありがとうです。さなさの情報、メッセージにはハートを感じます。さなさんのフィルターを通すことで、他者のメッセージにも磨きがかかっていると感じます。私たちは、情報、メッセージを選択的に受け容れることがことが大事です。さなさんの、メッセージは多くの人に選択して欲しいメッセージです。
いのパパさん、身に余るお言葉、有り難うございます。
今回の出来事は、本当にたくさんのことを考えさせられました。
ブログの内容自体は、そういう考えさせられた内容をアウトプットしながら、私自身への自戒の念がこもっています。
いのパパさんのブログも私にとってとても刺激になっています。
いつも有り難うございます。