昨日は18歳離れた弟の誕生日でした。
思い起こせば、26年前の昨日、私が高校三年の時、弟が誕生したのでした。
ちょうど受験勉強まっただ中のかわいい弟の誕生に、感動したのを思い出します。
私に弟ができたという噂はすぐにクラス中に広まり、卒業式の次の日、7,8人のクラスメートがわざわざ弟を見に来てくれました。
あれから26年。
奇しくもその1月2日、それ以来はじめて高校の同窓会なるものに、参加しました。
私が通った高校は9クラスで388人。
昨日はそのうちの105人と先生方が5人参加の盛大な会となりました。
「え!おまえ誰?」
「お、おまえ、面影、跡形もないなー!」
「○○さん、こんな綺麗だったっけー!」
「なぁなぁ、あの子って誰だったっけー?」
「えぇ!おまえとおまえが結婚したんかー!!」
中でもトピックは、
・校内一の新体操部の美女は、さらに美しくスナックのママに!
・文化祭のアイドル、校内一の切れ長イケメン君は、小太りでスキンヘッドな状態に進化?!
(あ、ちなみに、私に対しては、「○○君!変わってないなー」って声が多かったです。嬉しかったー!)
まぁ、歓喜の声と、衝撃のどよめきがあちこちから聞こえながら、会は始まったのでした。
ちょうど私のクラスの担任の先生も来てくださっており、今までは年賀状だけのやりとりでしたが、卒業以来の再会に思わず涙が出ました。
懐かしい当時の流行歌BGMでフォトムービーが始まると、みんな拍手と歓声。
26年ぶりの再会は、食べたり飲んだりする暇もなく、それまでの時間を埋めるようにあっという間に過ぎていきました。
学校の先生になった人。
新聞記者になった人。
タウン情報誌を一から立ち上げ、頑張っている人。
歌人になった人。
糖尿病と格闘している人。
離婚してシングルマザーになって相手を募集中の人。
最愛の娘を難病で亡くし、立ち直ったばかりの人。
20年勤めた銀行から飛び出し、起業した人。。
一人ひとりと積もる話をしていたら、時間はいくらあっても足りないという感じでした。
それぞれの、26年間を必死に生きてきたその話を聞くだけで、たくさんの刺激と勇気をもらいました。
高校時代といえば、人生の岐路にさしかかっていく一番多感な時期。
夢を語り合ったクラスメートや、悩みを打ち明け合った親友。
昨日は、一気に高校時代にタイムスリップして青春の記憶をたどりながら、これからの人生をもっともっと楽しく豊かに生きていこうと決意する素晴らしいひとときとなりました。
そんなタイムトラベルから一夜明けた今朝は、こたつに入って卒業アルバムをめくりながら、私の高校時代の思い出を子どもたちに語る貴重な時間がとれました。
長女は4月で受験生。
私と同じ高校を目指すそうで、しみじみと時代の流れを感じた朝となりました。
四半世紀の時間の経過。。
私も2年前にそんな再会がありました。小学校・中学校、高校、大学となぜか集中して同窓会がありました。
人は20代までに色々なことを経験して、そのいくつかを心の引き出しにしまって行くそうです。
そして残りの人生は心の引き出しに仕舞い込んだことを探しながら生きて行く。。
旧知の人々、友人達に会っていると忘れかけていた大事なことを思い出すことがありますね。
自分の未来を探すために過ぎた日々を振り返ることをしているような気がします。
かおるさん、コメントありがとうございます。
「自分の未来を探すために過ぎた日々を振り返る」
まさにそんな感じのひとときでした。
それまでの空白の時間がどんどん埋められて満たされていく感じ。
空気が入ってスカスカだった土台にモルタルが流し込まれて強化されたような感覚。
それぞれの人生でそれぞれが歩んで来たことを、話したり聞いたりしながら、未来の夢や計画を確認し会える、貴重な時間を過ごすことができました。