このブログのタイトルは、「サナギ・ブログ良いとこ取りの人生哲学」です。
「成功哲学」でもなく「成功法則」でもなく「人生哲学」にしたのには理由があります。
いわゆる成功哲学といわれる書籍はたくさん読みましたが、どうも私には「成功哲学」という言葉はしっくりきません。
というのは、何をもって「成功」というかというのは、その人によって違うからです。しかもちょっと曖昧です。
ビジネスで巨万の富を築くのも「成功」だし、泥棒がモナリザをまんまと盗んでしまうことも、ある意味「成功」です。
泥棒も成功に導くための哲学のようなものを持っているかもしれません。
でも「人生哲学」といえば、「人の生きる道」的なニュアンスがあります。
私としては、やはり万人に通ずる原則や法則、哲学のようなものを抽出したかったのです。
それで、「良いとこ取りの人生哲学」なんです、実は。
さて、泥棒の話が出ていたので、話は少し脱線します!(脱線宣言っ!)
10年以上前、池波正太郎の「鬼平犯科帳」にはまった時期があります。
(もちろん、今も好きですが…)
フジテレビ系でやっていた中村吉右衛門主演のTV番組を観て、その裁きの機微に感動したのです。
ご存じの方も多いと思います。
念のために内容は、火付盗賊改方長官・長谷川平蔵を主人公とする時代劇で、様々な盗賊たちとの駆け引きや、元盗人でいわゆる密偵となった部下たちとのやりとり、旨いものの話などなどがちりばめられており、ワンパターンな勧善懲悪の水戸黄門などとは一線を画す名時代劇です。
その主人公である鬼平が理想の上司像だということで、当時のサラリーマンの間でも相当な人気でした。
TVだけでは飽きたらず、読書が苦手な私でさえも、20巻以上ある小説も一気に読んでしまいました。
劇場版も観に行きました。
さてさて・・・ここからが本題です。
その中に出てくる盗賊は大きく分けて、以下の二種類があります。
もちろん、盗み自体は犯罪だから赦されるものではありませんが…
盗人は盗人でも、ちゃんと哲学を持っている「本筋」といわれる盗人がいます。
そして見事にやってのけると、平蔵は、「てぇしたもんだぁ!」と感心したりもします。
その「本筋の盗人」が大切にする盗みの三ヶ条というのが…
一、盗まれて難儀する者へは手を出さぬ事
一、人を殺めぬ事
一、女を手込めにせぬ事
語弊があるかもしれませんが、見事な盗人哲学です。
これに反して、ただ金目当ての盗みのことをいわゆる「急ぎ働き」といい、ほとんど無計画で、ただ押し入って奪うだけ奪い、証拠隠滅のために皆殺しにしながら、素早く逃げてしまうという盗人がいます。
こんな盗賊に対しては、平蔵は絶対に赦さない!
ここぞとばかりに鬼になります。
まさしく鬼平たるゆえんです。
鬼平は鬼平で、人を裁くという仕事柄、生半可な信念ではなく彼なりの強い「人生哲学」を持っていたわけです。
まさか、時代劇の話になるとは思いませんでしたが…
要するに言いたいことは、
「自分自身に人生哲学はあるのかっ!」
「無計画で行き当たりばったりにはなっていないかっ!」ってことです。もちろん私自身に言い聞かせている言葉です!ハイ。
時代劇と言っていいかどうかわかりませんが、時代劇ついでに…
今、NHKで大河ドラマ「龍馬伝」をやっています。
「彼らのようなハングリー精神のようなものが欠けているなぁ」と痛感しながら毎週見入っています。
「あの坂本龍馬や岩崎弥太郎ほどの気合いと哲学を持って人生を歩んでいるのか!」ということを自問自答しながら。
でも、数年前はこういうことすら考えなかった自分だったことを考えると、「よっしゃ!進歩しとるぜよ!」と心を強くするのでした。
龍馬と同じ四国出身の修行中のサナギでした。
追記:また鬼平の話ですが…
実は私は、TVの鬼平犯科帳のエンディングテーマがめちゃめちゃ好きでした。
ジプシーキングスのインスピレイションという曲です。
時代劇には珍しいメロディです。
エンディングの映像も最高でした。
日本の春から冬までの移り変わりをずーっと追っているのです。
今でもギターの音色が心に響いてきます。
静かにサナギる時間、この音楽を聴くと集中力が増し、関係する人々や大自然、私を取り巻く環境への感謝の気持ちでいっぱいになります。
聴いたことがない!という方は是非とも聴いてみてください。
(※この動画はリンクが切れる可能性もありますのでご了承ください)
その言葉は初めて聞いた!
よく覚えていたね。
ようも、とにかく田舎はいいなあとこの先ずっと思うんだと思うよ。
帰る田舎があるということは、幸せ、幸せ。
齊藤一人さんではないけど、ツイてる、ツイてる!
情報交換できればと思い
記事を拝見し、コメントを残させていただきましたが
大変勉強になりました!
私も、成功哲学、夢の実現についてブログで書いています。
よろしければご覧下さいませ。
welcomeさん、ブログ、読んでくださってありがとうございます。
こちらこそ、よろしくお願いします。
ブログ、拝見させていただきます。