私は高校を卒業するまで四国の田舎で育ちました。
カブトムシや魚を追っかけ山河を駆け巡った記憶は生き生きとよみがえってきます。
その時に不思議なサナギとも出会ってるし、自然の神秘や驚異、美しさ、大きさをたくさん味わいました。
その後は東京で浪人時代、大学時代を過ごし、東京の人と結婚し、東京で家庭を持ちました。
東京では女の子が二人が生まれ、何不自由なく暮らしていましたが、今中学一年生の長女が幼稚園に上がる前の冬に妻子のみを田舎の実家に帰しました。
私は仕事のために東京に残るという道を選んだのです。
もちろん、家内や両親ともよーくよーく相談した結果出した結論です。
私は自分で言うのもなんですが、めちゃめちゃ家族と一緒にいたい人です。
妻も子供もできることならポケットに入れて持ち歩きたいくらいの気持ちです。
でも、それよりも強い気持ちがありました。
「子供たちは田舎で育てたい!」
これです。
幼稚園や小学校に上がってから転校させるのは、絶対に子供にとって良くないと思い、2000年の冬に決断をしたわけです。
あれから約10年、今のところ間違っていなかったと思っています。
何よりも感謝なことは、嫁(家内)と姑(母)の中が大変良いということです。
ここが大変だと、月に一度しか帰ってこない夫を持つ妻は耐えられなかったと思うし、母もストレスになっていたことでしょう。
私は月に一度田舎に帰っていますが、帰ったら子供たちとよく山に探検に行ったり、ちょっとした小川にザリガニを捕りに行ったりします。
自然のありのままの姿をたくさん見せたいからです。
竹を切ってきて竹とんぼを作ったり、ひょうたんを乾燥させたり、マキの葉で手裏剣を作ったり・・・
都会だとなかなかそうはいきません。
自然の中で育つのと、人間の作ったものに囲まれてる都会で育つのとでは、大違いだと思います。
やはり「自然」(=メイド・イン・カミサマ)の世界は子供のうちに知っておいた方が良いですよね。
我が家は、裏が山で周りは田んぼに囲まれ、田んぼをはさんで川が流れています。
春にはカエルがゲロゲロ大合唱です。半端なく大きな声で鳴きます。
東京から遊びに来た人はそれが雑音に聞こえるらしく、夜眠れないと言っていましたが、私にとってみれば最高の子守歌です。
暖かい季節は、夜、外でござを敷いて寝そべって、真っ暗闇の空眺めます。
そうです。流れ星が流れるんです。普通に見ていて5分から15分に一筋くらいは必ず流れるものです。
東京の都心のように24時間眠らない明るいところでは絶対にあり得ない話です。
天の川と流れ星は、大人が見ても少女マンガに出てくる女の子の瞳のような目になります。
採れたての季節野菜、柿やミカン、キウィなどのフルーツ、自家製米、新鮮な魚介類・・・
最高のごちそうです。
鳥の声や風の音、森の香りのする自然の中で過ごすと、良心という私の中のコンパスがより正確にはたらく気がします。サナギる時間は、やはり大自然の中が一番!
今はまだ私自身東京にいる時間が長いので、家族や自然の中で過ごす時間が少ないですが、早くサナギを経て、時間的・経済的な自由を得ながら、もっともっと家族との時間を過ごせるようにしたいなぁと頑張っている単身赴任のオヤジでした。
そうかぁ。さなぎさん家族思いだもんねぇ。
早く家族と一緒に住めるといいねぇ!
嫁、姑がうまく行ってるって大事だね。
さなぎさんもいつも気にかけてるし、二人とも本当に出来た人だし、
相性もあるだろうし、色んなバランスがいいから
きっとうまく行ってるんだねぇ。
私も実家は大好き。
守ってくれて、迎え入れてくれる人が居るから
居心地いい空間になってるんだなぁっていつも思うよ。
わたしも帰る度にパワーをもらうと共に
私も自分の守るべき場所を守って居心地いい空間にしたいって思います。
masaeさん
都会生まれ、都会育ちの人の話を聞いていると、
ふるさとって、やっぱりあった方が良いなぁ!と感じます。
都会に出ようが、海外に行こうが、誰かに嫁ごうが、帰る田舎がある。
それが理想かなと思って、子供たちにもふるさとを!と思った次第です。
写真の後姿が哀愁がありますね。
しかし子供は親の背中をみて成長するといいます。
家族の理解があっての単身赴任
うらやましいです。
sunさん。
実はあの後ろ姿は私自身ではないのですが、私も哀愁を感じたので使用しました。
確かに、家族の理解がないと単身赴任はできないんですよね。
今後は、子供たちが東京近辺の大学に行くようになったり、遊びに来られるように
東京の居場所を第二の自宅としていけたら良いなと思っています。
そのためにも頑張ろう!と思っとります。(^^)v